6月に入りムシムシと暑い日が続き、今年もまた暑い猛暑日がやって来ます。
私達も暑い夏はとても体力が消耗し、ヘロヘロになっちゃいますが動物さん達も同じ。
少しでも快適に過ごせるように、準備を進めていきましょう。

シニア猫さんの夏

この時期、室温のご相談が多くなりますが、シニア猫さんの場合はお部屋の広さや日の当たるお部屋だと温度設定は違って来ますが、冷房設定温度が25℃以下にするとシニア猫には、少し寒く感じてしまいます。
冷風が直接身体に当たらないようにしなければなりません。
猫さんの体温は約38度前後。
温度は26～28℃が適温です。
冷たい空気は足元に降りてきます。
人が感じる温度より、寒くなる場合があるので、猫さん達の高さに温度計を設置すると安心ですね。
身体の不自由な猫さんは、身体が冷えても移動が出来ないので、時々場所を変えてあげるといいです。

みんな大好きチュールが大活躍

子猫さんからシニアまで、チュール大好きな猫さんは多いですね。
猫さんは、水をあまり飲まない事が多く、夏の時期チュールはとても便利な水分補給になっちゃいますよ。
水分がおよそ90%のゆるいペースト状。
シニア猫さんにも大人気のアイテムですね。
ハイシニアの猫さん達には、チュールを少しお水で薄めてシリンジであげてもいいですよ。

こんな時要注意

はぁーはぁーと口を開けて短い呼吸

イメージすると、よくワンコさんが遊んだ後や暑い時。
興奮してる時などに見られる行動のパンティング。
猫さんはワンコさんと違って、口を開けて呼吸することがほとんどありません。
だから、猫さんが口を開けて呼吸している時は、体調が悪かったり、熱中症の可能性があるので動物病院で早めに診てもらうことをオススメします。

可愛いへそ天でも様子をみてね

ワンコさんでも猫さんでも、リラックスしてへそ天のポーズはとっても可愛いですよね。
しかし、この仕草も様子をしっかりとチェックしてくださいね。
体温が上がり、お腹側からの方が熱が放出しやすいため、へそ天により、体温を下げてる場合があります。

お部屋の温度のチェックや水分補給をしてみてください。
他にも食欲がない、元気がない、あまり動かない。
いつもと様子が違う場合は、熱中症を疑ってもいいかもしれませんね。

慌てずにまず対処

いつもと様子が違う。
お部屋の温度が少し高く感じる。
そんな時は、まずは保冷剤をハンドタオルで巻き、太い血管がある首や脇などを冷やしましょう。
チュールなどで水分を与えてみましょう。
注意しなければならないのが、保冷剤は絶対に直接使わないこと。
保冷剤がない時は、氷をビニールに入れてタオルで包み使用してもいいですね。
様子を見て回復が遅いようでしたら、かならず獣医師の受診をしたほうが安心です。

夏の便利アイテム

暑さの対策を知っていると安心ですね。
みんなで無理なくストレスのない穏やかな毎日を過ごせるように、みんなで頑張りましょう。

文/のじま