こんにちは、マルワン横浜元町店トリマーの鈴木と飯島です！
今回はお手入れ徹底解説パート4!!!

突然ですが、皆さんは愛犬の目を気にしたことはありますか？
トリミングサロンでのお手入れ以外はしていなかったりしませんか？
そこで今回は、お家で出来るお手入れ方法をご紹介していきます。

あわせてこちらもご覧ください♪
パート1『肛門腺について徹底解説！』

パート2『爪切りについて徹底解説！』

パート3『ブラッシングについて徹底解説！』

目周りの汚れといえば目ヤニ！ 種類があるんです！

まずお手入れ方法に入る前に、目周りの汚れに関して少しだけ触れていきましょう。
それは人の目にも出てくる身近なもの、「目ヤニ」です。
実は種類がある事を知っていますか？？

健康状態であるものと、体調に異変がある状態のものがあります。
本来ワンちゃんの健康状態が良ければ、基本的には出ません。
ですが、気候や環境により出る場合があります。
その際には、迅速に異常を発見し、見分ける事が1番のポイントです！
ここで正常と異常の場合での違いをご紹介します。

・正常な場合

透明や白、その他グレーの柔らかい目ヤニや、茶色や黒の乾燥した目ヤニが出ます。
ほこりやゴミが入った場合に出ることがありますが、問題ない目ヤニといえます。

 ・異常な場合

急激に増えたり、色が黄色や緑色で膿のような臭いがある目ヤニです。
また、目が充血したり、痛そうにショボショボしている場合は感染症や角膜がキズついていることが多いので、病院での治療が必要となります。

日々のケアが大事！お手入れ方法をご紹介します！

上記に記載されている正常な場合に出る目ヤニは、私達が朝起きて顔を洗うように、日々のお手入れで予防する事が出来ます。
それを怠ると、溜まり固まって毛や皮膚に付いてしまい、取るのに痛くて嫌がったりしてしまう場合があります。
ワンちゃんを守る為には、お手入れが一番という事で、方法を細かく説明していくのと、気を付ける事もご紹介していきます。是非参考にしてみて下さい。

用意するもの

・コットン
・水orぬるま湯
・コーム（なくても○）

方法

①敏感な箇所になりますので、まずは指1本を優しく目の周りに当てる練習から始めます。
②①で嫌がる様子がなければ、水orぬるま湯で濡らしたコットンを目元に優しく押し当てます。
その状態で、目頭から目尻に沿ってゆっくり撫でるように指を動かしていきます。
コームも使用する場合は、端っこの数本のピンを目頭の毛に引っ掛けて、すくう様に動かして下さい。
③②まで出来たら、沢山褒めてあげて下さい。大好きなおやつやおもちゃもあげて下さいね♪
「目ヤニ取る＝痛い、嫌なこと」という印象を無くして、「少し我慢したら良い事が起こる」という印象にしていく事が大切です！

気を付ける事
・目ヤニが固くなっている場合は無理に取らず、水orぬるま湯で柔らかくしてから少しずつ取り除いて下さい。
・ワンちゃんが嫌がってやらせてくれない時は、無理にやらずに時間を空け落ち着かせてから、ワンちゃんを後ろから抱きかかえてやってみて下さい。
・無言でやるのではなく、ゆっくり声掛けしながら、怖い事は何もないのを教えながら行って下さい。

最後に

皆さんいかがでしたでしょうか？
ワンちゃんの目のトラブルは飼い主様にも気づけるものもあります。
お家でのお手入れも心掛けて、目のトラブルから守ってあげて下さい。
もしその中で、量、色、臭いに変化を感じたら、なるべく早く病院に行きましょう！

筆者/鈴木、飯島