こんにちは！
マルワン横浜 元町店トリマーの今田です！

みなさん、トリミングに対しての「はてな」ってたくさんありませんか？？

うちの子の今の爪は長すぎるの…？
肛門腺はこれで絞れているの…？
などのお手入れや、それぞれのカットスタイルの違い等々…
プロだからこそ分かるテクニックや知識を、教えちゃいます♪♪

今回は「肛門腺について」です！！

そもそも肛門腺って？

肛門腺とは、肛門の横に存在する袋のことです！
その袋に溜まる分泌液のことを肛門腺液といいます。

肛門腺液はワンちゃんによって形状が様々で、液体状の子もいればペースト状の子もいます。
通常であれば、ワンちゃんがウンチをするときに肛門腺が圧迫され、ウンチと共に肛門腺液も排泄されます。
ですが、すべての肛門腺液が排泄しきれるワンちゃんの方が少ないです。

こうして排泄しきれずに肛門腺液が溜まっていくと、肛門腺の袋が段々と膨らんでいき、破裂してしまいます…！

肛門腺は定期的に絞ってあげることが必要になりますので、ぜひ肛門腺の「はてな」を解決しましょう！！

どうやって絞るの？

早速ですが肛門腺の絞り方について、分かりやすい写真やイラスト付きで解説します！

まずは肛門腺の位置を確認しましょう！

肛門腺はお尻の穴の左右、斜め下の位置にあります。
ちょうどカタカナの「ハ」をイメージすると分かりやすいです！


肛門腺の位置が確認できたら、そこに指を合わせます。
指の構えはこんな感じです↓


親指と人差し指を肛門腺の少しだけ下の位置に当てます。
袋の下めの位置から指を押し上げるように絞るのがコツです♪♪

 
実際の肛門腺液はこんな感じです。


この子の肛門腺液はペースト状寄りです！

注意ポイントが2つあります！
一つ目は、無理に力を入れすぎないことです！
肛門腺絞りは苦手なワンちゃんが多いです…！それもそのはず、お尻を絞られているんですから…。
「大丈夫、大丈夫」と声をかけながら一度で絞り切ってあげましょう！
終わったら褒めてあげることも忘れずに！！

二つ目は、肛門腺液は意外と勢いよく出ます！
ちゃんと出るか顔を近づけて絞ると直撃なんてことも…(苦笑)
充分に距離を取ってやりましょう！

肛門腺液はとても臭いが強い分泌液です。
絞り終えたらお尻を洗ってあげることも忘れずに♪


協力してくれたチワワちゃんです！
お利口さんでした、ありがとうね♪♪

どのくらいの周期でやればいいの？

絞り方が分かり、じゃあ実際絞ってみよう！となったところで、また一つ疑問が出てくるかと思います。
それは、肛門腺を絞る頻度についてです。

基本であれば、一カ月に一回が良いと言われています。
ですが、ワンちゃんによって溜まる量や自分で排泄できる量は変わります。
溜まりやすいワンちゃんは二週間に一回がベストな周期の子もいます。

お尻を気にしてスリスリするしぐさや、いつもよりウンチの臭いが強い場合、肛門腺が溜まっている状態です。
ですが溜まっているかどうかの判断は難しいかと思います。

そんな時はプロのトリマーにお任せください！
トリミングの際にどのくらい溜まっていたかや、もちろん直接絞り方をお教えすることも出来ます！

まとめ

肛門腺についての「はてな」を解決出来ましたでしょうか？？

トリミングの際に必ず絞っていますので、実際にお家で絞ることはない飼い主様も多いかとは思いますが、肛門腺を絞ることの大切さを改めてお伝え出来ていたらと思います♪
肛門腺についてはもちろん、その他の事も疑問がありましたら是非ご相談ください！

トリミングのご予約もお待ちしております！！

マルワン元町店サロン直通TEL 045-225-8357
筆者/今田