【神奈川ペットライフVol.5】
皆様、こんにちは。
ペットショップ マルワン大和 相模大塚店、店長の菊池です。

今回のテーマは【新しい生活様式、インドアライフ】です。

日本のみならず世界が直面しているコロナ禍において、お出かけをする機会が減り、学生や社会人の皆様においてはリモートでの授業や仕事が増えております。
以前の様な生活を一刻も早く取り戻したい気持ちは世界中の人々が持っているのではないでしょうか？
私達の仕事においては飼い主様とペットの出会いの架け橋をさせて頂いており、新たにペットと生活される方が増加傾向にあると感じております。

その中で我々は、しつけ、トレーニング、手入れをはじめとしたペットライフを総合的にサポートさせて頂いております。
今回はインドアでの生活のススメをご紹介していきます♪

ワンちゃんにもマイホームを！ケージを使って安全な生活と従順な性格を！

愛犬との生活において、ケージは必要なのか？狭い所に居るのは可哀想なのではないか？
そう考える方もいらっしゃるのではないでしょうか？

しかし、ワンちゃんにとってケージはマイホームであり安息の地、自分だけの落ち着ける空間なのです。
逆にケージが無いと常に気を張ってしまい心労してしまうだけで無く、飼い主様の家全体が自分の物と認識し主従関係が崩れワガママになってしまいます。
また、飼い主様からよくご相談を頂く『インターホンが鳴ると吠えてしまう。』というご相談ですが、ここにもケージが関係している可能性が高いです。

なぜインターホンに反応して吠えるの？

まず、吠えてしまう多くの子はケージを使わずに生活している場合が非常に多いです。
【飼い主様の家＝自分のテリトリー】と認識をしている事によって聞き慣れない音に反応し吠えます。
そして、インターホンを鳴らすのは身内以外の人が多く、恐らくは【宅配便の様なすぐに用事が済み家に上がらずに帰る方。】
この場合、【吠えた＝帰った】と自分がテリトリーを守ったという成功事例として捉えます。
犬は成功した事は何度でも成功すると認識する動物なので吠え癖に繋がっていきます。

対処法は？

吠えてしまった時にしてはいけないNG行為があります。それは【抱き上げる】という事、抱いてしまうと視線を上にあげ安全圏だと認識して攻撃性が高まります。
では、どうすれば良いのか？

【お尻を押してケージに誘導し入れる】これです。

本来の自分のテリトリーに帰し【あなたは関係ない】と教えてあげましょう。
この時にいくら吠えていても徹底的に無視をしてください。
繰り返すうちにインターホンが鳴ると自発的にケージに入り落ち着いてくれるようになります。


ワンちゃんのマイホームには何が必要なのか？
意外と用意しなければいけない物は少なく、ワンちゃんを飼うから！と言って過剰に用意する必要はありませんので買い過ぎにはご注意を。
これがあれば生活スタートが可能。
その他の用品は一緒に暮らしていく中で必要だと感じたら用意すればOK。
初めから『あれもこれも』と買ってしまい後になって『使わなかった。』とならないようにしましょうね♪

写真に写っているクレートに関してはケージの横に置き、いつでも入れるようにしてあげましょう。
本来、犬は【身動きが取りずらい程度の場所】が一番落ち着くのです。
また、災害時やお出かけの際にはクレートでの移動が基本となりますので普段から入る癖を付けておく事が必要不可欠になります。

ケージや、クレートに自発的に入る様にするためのトレーニング方法は以下の2点。
1.フードorおやつを1つ持って中に誘導
2.自発的に入ったら中でご褒美をあげる、その際には扉は閉めずに開けたまま
この時に、抱き抱えて入れたり扉を閉めてしまうと抱っこが苦手、ケージ＆クレートに入ると損をすると認識してしまいますのでご注意くださいね。

室内での生活、気をつけたいポイントはフードコントロールにあり

当然の事ながら、室内中心の生活ですと運動量は限られてきます。
一緒にいる時間が長くなり、ついついおやつを多く与えてしまったり。。。結果、肥満になります。
そこで気をつけて頂きたいのがフードコントロールによる体重、体型管理を行ってあげる事。

フード&おやつの選び方と与え方のポイント

【何を食べて生活するのか】というのは生きて行く上で重要なポイントである。というのは人間をはじめとした動物全てに当てはまる事です。
更に、犬という動物は【肉食よりの雑食】となっておりフードには様々な栄養素が入っています。
そこで、どういったフードをあげたら良いのか。以下2点のポイントをパッケージを見てチェックしてみましょう。

チェックするポイント

・100gあたりのカロリー＆1日の適量グラム数
1日の給餌量目安はフードによって異なります、極端に多いグラム数を与えないといけないという事は【栄養素が薄い】と考える事も出来ます。
必要な栄養摂取の為だからと言って大量に食べれば間違いなく肥満になります。
理想的なのは【少量でしっかりと栄養が取れる】という考え方だと思います。

・メインとなっている原材料は何か？
パッケージに【原材料】という表記があります、基本的に【1番左上から記載されている順に含有量が多い】という事です。
主にチキンが使用されている事が殆どですがその他にもラム・魚・鹿肉と様々なフードがございます。
例えば少しアレルギーが気になる、食べつきが悪くなったという事であればメインの違うフードを与えるのも1つのポイントになります。

与え方のポイント

・ご飯を必ずあげるといった定刻を作らない
食事をあげる時間は可能な限りバラけた方が良いでしょう。10分、30分のバラけ方でもOKです。
なぜかと言いますと、動物の体内時計はかなり優秀。
仮に1週間、月曜〜日曜まで18時に食事を与えるとしましょう。次の月曜に18時にあげられなかった場合、18時に鳴くようになり過大なストレスが掛かります。
犬は【習慣】で物事を覚えますのでその習性がマイナスに働いてしまうという事です。

・おやつの与え方は量より回数！
一緒にいると、ついおやつをあげてしまうというのは飼い主の性、リモートワーク等も増え、その機会も増えていらっしゃる方も多いのではないでしょうか？
実は、おやつの与え方にもポイントがございます。それは、【細かく千切って数回に分ける】という事。

例えば、10cm程度のジャーキーがあるとしましょう。
これを1本まるまるとあげるのではなく、小指の爪程度の大きさに千切って20回くらいに分けてあげるのです。
そもそも、犬は量よりも回数によって満足感を得ある習性がありますので多くの回数で食べた方がワンちゃんにとっては満足なのです。


お皿選びにも少し目を向けてみましょう。
基本的には食べやすさを重視してあげてOKですが、犬種によっては皿の形状を変えてあげる必要性があります。
例えば、フレンチブルドッグやパグ、ペキニーズのような短頭種、いわゆるペチャ系の子達は幅が広く底が浅い皿を選んであげましょう。

また、食べる勢いが強い！という子には重めでズレにくい陶器の物を選んであげるのもオススメです。

お家の中でもメリハリをつけましょう

冒頭でも触れましたがリモートワークやリモート授業が増え飼い主様が在宅している。という事も増加傾向にあります。
愛犬がお手伝いをしてくれたら良いのですが、そうはいきませんよね（笑）
ここで大切なのはインドアの中でもメリハリをつけてあげる事。

ケージの中で過ごす時間を設けましょう

例えば、【仕事中や授業中はケージの中で過ごさせる。】と言った様にメリハリをつけてあげましょう。
四六時中、お部屋の中に出した状態ですとワンちゃんは肉体的にも精神的にも疲弊してしまいます。
そこで先述した様にワンちゃんのマイホーム、落ち着ける場所で休ませてあげる必要があります。

そこで、仕事や授業の様に飼い主様が集中して何かに取り組まなければならない時はメリハリをつける事としてケージ内に入れてあげましょう。
初めのうちは『飼い主さん居るのになんで！』とソワソワするかもしれませんが慣れです。
段々と『今は自分でゆっくり過ごす時間なのね』と理解を示し一人遊びやお昼寝をしてくれるようになります。

物事がひと段落したら再びケージから出し、一緒に過ごすという癖付けを行いましょう。
同じ空間にいるからこそのメリハリが非常に大切になって来ます。

これを新しいペットとの生活様式だと捉えても良いでしょう。

まとめ

ここ1年で、皆様の生活も一変している事だと思います。
私たち人間の生活様式が変化して来ている様にペットとの生活様式も徐々に変化をして来ています。
一緒にいる時間が増え、ワガママや肥満になってしまったり、お留守番が出来なくなってしまったりしては今後の生活に影響が出てくると思います。
ペットと向き合う時間が増えたからこそのメリハリやコントロールが重要になって来ていると捉えております。

長年を共に生活する愛おしいペットですから、『この子にとって何がプラスか？』を考え幸せに生活を送って頂ければと思います。
この記事が、これからペットをお迎えする方の参考に、既に共に生活されている人にとっては少し見直すキッカケになれば幸いです。

勿論、当店ではペットライフ全てにおいてのアフターサポートを取り揃えております。
業界初のリモートサポート、ユーザーマイページをご利用頂く機会もグンと増加しております。

今回お話しさせて頂いた事以外にも何かご相談やご質問がございましたら、お気軽にマルワン大和 相模大塚店の菊池までお尋ねくださいね。
一緒に楽しいペットライフを過ごしましょう！

文・菊池