マルワンのペットショップスタッフ達がペットとの生活の中で「ファースト」をテーマにしたブログ企画。
その名も「ファーストパートナー」

横浜今宿店の大塚さんから待ち望んでいたバトンを受け取り、「1番思い出深いペットとの暮らし」を語らせていただきます。

マルワン板橋志村坂下店スタッフ石原のファーストパートナーは”14年間共に過ごしたももちゃん”
どんなことで出会い過ごしてきたのか綴らせていただきますので最後までご覧ください♪

出会いは小学生の頃のゴールデンウィーク前

当時私が10歳の頃。習い事の帰り道に母から悲しい一言がありました。
「ゴールデンウィークはどこにも出かけないからね。お友達も家に呼べないよ。」
小学校5年生の頃の私は長いお休みに入る前日に何てことを言うんだと衝撃を受けました。

何か悪いことをしたのか反省しながら母と帰宅すると部屋には布を被った大きな籠がありました。(ケージ)
不思議そうに見つめる最中、両親は少し嬉しそうで状況を掴めなかったのを今でも覚えています。

そっと布を捲るとそこにはチワワの”ももちゃん”の姿がありました。

ももちゃんのパーソナルデータ

毎日がももちゃん中心の生活に

出会った日から毎日が楽しくて仕方がない日々。
と思いきや、、、

大切にしていた枕におしっこをされたり、コレクションしていた漫画を木っ端微塵にされたり。
可愛い姿からは想像できない行動に衝撃を受けていた日々を送っていました。

それでも末っ子だった私は待ちに待った妹のような存在を許してあげなければ…
だって私はお姉ちゃんなんだから…
そんな葛藤を繰り広げていました。

毎日ももちゃんのお手入れ係を欠かさず行っていた私ですが禁止されていたことが一つあります。

それは”親が同伴していないお散歩”です。

ですが両親の留守を狙い勝手にももちゃんと外の世界へお散歩してしまいました！
この後悲劇が始まることは言うまでもありません。

憧れのお散歩でトラブル発生

ちょっとそこまでのお散歩のはずが楽しくてどんどん遠くの大きな公園へ移動した石原とももちゃん。
皆さんが想像していたであろう悲劇がここで起きてしまいます。

ももちゃんを繋ぐリードを何故か離してしまいました。

好奇心旺盛でお散歩デビューしたばかりのももちゃんは私の元からどんどん離れ、飼い主のことなど目もくれず走り去っていきました。
リレーの選手にも選ばれるくらい足の速さには自信があった石原ですが、それを上回るスピードでした。

「車に引かれていたらどうしよう」
「両親にはなんて説明しよう」
「このまま会えなかったらどうしよう」

不安がどんどん押し寄せ前が見えなくなるくらい大泣きしながらももちゃんが向かった方に走りました。
ここで通りすがりのおばあさんが心配をしてくれて何故泣いているのか理由を聞かれ出来事を伝えました。

「そのチワワちゃんなら一人で信号待ちして渡ってたわよ！！今なら間に合うかも！急いで！」
その言葉で無我夢中で走っていた中あることに気が付きました。

これって家の方向じゃないか？
少しの可能性を信じて自宅の扉の前をのぞいてみたらそこにはなんと…

ニッコニコで尻尾を振るももちゃんの姿がありました。
ここで私は『責任感と命の大切さ』をももちゃんから学びました。

喋れなくても意思疎通ができる理解者

どんな時でも常に傍にいて癒しをくれていたももちゃん。
いつしか”妹”というよりは”姉”の様な存在になっていきました。

悲しんでいる時は横におもちゃを置いてくれたり、朝が弱い私の頭を全力で掘って起こしてきたり。
帰りが遅くなったときは暗闇から目を光らせて待機していたり。

ワンちゃんの不思議なところは、
『飼い主がこうしたら笑ってくれる』
『喜んでくれる』とわかった時は何度もその行動をしてくれるのです。
ももちゃんの場合は私に何かを渡すことが喜ばす方法だったのか、何でもかんでも運んでくれました。

セミを運んできたときは流石に喜べなかったですが。。。（笑）
私の『良き理解者であり、かけがえのない絆』をももちゃんとつくっていきました。

シニアになり教えてくれたこと

私が成人する頃にはももちゃんは10歳になりまったりと過ごすことが多くなっていきました。

ももちゃんの中でルーティンがあり、仕事に行く私をまず起こすことが一日の始まり。
布団を剥がすことが完了したら日光浴して一日を過ごし、私の帰りをずっと待っていてくれました。

ゆっくりと歩く姿も愛おしくて、体のマッサージをしてあげると極上の笑顔を浮かべてくれました(笑)
そんな毎日も別れがいつかやってくると思いながら、寝る前には言葉にしてももちゃんに感謝の思いを伝えていました！

そして2021年12月18日ももちゃんは自らの命をもって『命の尊さ』を私に教えてくれました。

14年間かけて私に与えてくれたこと

ももちゃんとの別れは今まで感じたことのない大きな悲しみでした。
ですが夢で終わっていた動物関係の仕事に就きたいという願いは、ももちゃんと過ごした日々と経験が叶えてくれました。

【ワンちゃんについて学びたい。】
自分が経験した素敵な出会いのお手伝いをしたいと思えたのも、ももちゃんのおかげです。
そして私はマルワンの門を叩きました。

わんちゃん猫ちゃんのお迎えをご検討の方へ

これまで沢山のお迎えのお手伝いをさせていただく中で特にうれしいことがあります。
当店のワンちゃんネコちゃんをお家にお迎えする卒業の日にご家族様からいただく「ありがとう。これからもよろしくね」というお言葉です。

ペットと過ごしていく中で不安や悩み事は数えきれないくらいあると思います。
知識豊富な人が近くにいればどれだけ安心か何度も思ってきた私は、皆様にとっていつでも頼ることが出来るスタッフになりたいと思っています。
まだまだ学ぶことは沢山ありますが、尊敬するスタッフさん達に囲まれながら日々勉強しています。

『マルワンでお迎えしてよかった』
そう思われるペットショップを常に目指しています。

志村坂下店のスタッフにはチワワ愛が凄すぎると言われる石原ですが、平等に当店のワンちゃんネコちゃんそして卒業した子達を愛しています！
これからもプロのペットショップスタッフとして皆様のお手伝いが出来たら幸いです！！！

次回のライター紹介

次回のファーストパートナーのライターさんはマルワンワカバウォーク鶴ヶ島店の児玉さんにバトンタッチ！
よろしくお願いいたします！！

文/石原（志村坂下店スタッフ）