マルワンスタッフが一番の想いを綴るリレーブログ企画、【ファーストパートナー】
まだ来ない、まだ来ないと毎週ソワソワしていたのですが、いよいよ私の順番がやってまいりました！！
山部さんご指名ありがとうございます♡

今回私がお話させて頂くのは、マルワン横浜白楽店多田が1番人生が変わった愛犬シーズー『りんご』のお話です！
長くなりますが、ぜひお付き合い頂けましたら嬉しいです♪

愛犬シーズー『りんご』の情報！

現在はりんご、チロ(右下)、むぎ(左下)と1わん2にゃんと暮らしています♡

猫派の概念を覆した運命の出会い！

よく「犬派？猫派？」なんてやり取りをすることもあるかと思います。
私は断然猫派、それも食い気味に答えるレベルでした(笑)
生まれたときから猫ちゃんがそばにいる生活を送っており、『ワンちゃんをお迎えする』という概念はありませんでした。

予想だにしなかった突然の出会い

ペットショップで働き始めたのが25歳頃。
当時の私は少々やんちゃな生活を送っておりました（笑）
お酒がとにかく大好きで、次の日が仕事だろうと関係なく朝帰り。
今思えば、毎日休まず仕事に行っていたのが本当に奇跡です(笑)

先述した通り、当時の私は断然猫派でした。
ペットショップで働いていても、「この子かわいいな～、この子飼いたいな～」と猫ちゃんにばかり目が行ってしまいます。
(もちろんわんちゃんにも愛情を注いでいましたよ！)
飼育している子がスコティッシュフォールドだったこともあり、同じ種類の猫ちゃんを見るたびに迎えちゃおうかなあ、などと考えておりました。

新人だった私は主に新しく入店してきた子犬ちゃんのシャンプーやお手入れを担当していました。
忘れもしない2017年9月の初め、1頭のシーズーちゃんが入店しました。
いつものようにシャンプーをし、お膝の上でドライヤーをしていると・・・
ドライヤー中にもかかわらず、なんとその子はいびきをかいて私の膝の上で寝始めたのです！
その瞬間、全身に雷が落ちたかのような衝撃を受けました。
「店長！私この子お迎えします！名前はりんごにします！」
考えるよりも先に言葉が出ていました。
なぜりんごという名前を口に出したのかも覚えていないくらいの衝動でした。

もちろん店長や先輩たちは目をまん丸にし、信じられないといった表情。
「衝動的にならないで、自分のライフスタイルを考えてから決断しなさい！」と一喝。
毎日朝帰りの私を知っていた先輩たちが必死で止めてきたのを覚えています。

その日は母を説得する為に珍しくまっすぐ帰宅。
母に犬を飼いたいと話をすると、「猫がいるからダメ」と一言。
犬と猫は仲良くなれるんだと話をしても、ダメ以外の言葉は出てきません。
それもそのはず、25歳になっても毎日朝帰りするような娘に『責任感があるわけない』と思われていたからでしょう。

やっぱり手放したくない！思い切った行動へ

ある日お店にシーズーを探しているという親子が来店。
「どうする？この子にしちゃう？」
お母さんからその言葉を聞いた瞬間、全身がゾワゾワしたのを覚えています。
「どうしよう！りんごがいなくなっちゃう！」
頭の中はそればかり。

その親子は家族会議をするとのことで一旦帰宅することになりました。
お客様をお見送り後、振り返った瞬間そばで聞いていた店長に
「店長！私この子お迎えします！名前はりんごにします！この子が別の家にいくなんて考えられません！」と宣言！
・朝帰りをやめること
・仕事が終わったら家に帰ること
この2つを絶対守ると約束し、そのまま契約手続きを始めました。
母に反対されていた事を思い出し、りんごをお迎えする決断とともに職場近くのマンションの契約までしました（笑）
今思えばとんでもない行動です。
しかしそうしてでも、この子を手放したくないという思いが強かったのです！

頼れる先輩がいたからこそ乗り越えられた壁

「ペットショップで働いているんだからちゃんとしつけできるよね！」
そんな安易な考えはすぐに打ち砕かれることになりました。

無駄吠えや分離不安、噛み癖やトイレトレーニングなどの子犬初期でぶつかる壁を私も体験しました（笑）
突然始まった1人と1頭の生活は、壁だらけ。
「本当にこの子はいい子になるのか？私にしつけができるようになるのか？」
不安な気持ちで日々過ごしていたこともありました。
「大丈夫！絶対できるようになるから！」と言ってくれた先輩の言葉を信じ、毎日奮闘する日々を送っていました。
毎日毎日相談しても、嫌な顔一つせずにたくさんアドバイスをしてくれた先輩。
彼女がいなければ、私の心は間違いなく折れていたことでしょう。


お客様からよく「本当に出来るようになるのかな・・・」とご相談を頂きます。
「大丈夫！絶対できるようになるから！」
私は皆様にそうお伝えしています。
だってあんなにも問題行動だらけだった我が子が出来たんだもの！
毎日泣きながら相談していた私がしつけに成功したんだもの！
実体験があるからこそ、皆様にも自信を持ってお伝えしているのです♪

りんごのおかげで人間らしい生活に

成長したのはりんごだけではありません。
私自身も自ずと変わっていったのです。
迎える際の約束事であった『朝帰り』は全くしなくなりました。
毎日のように飲み歩いていた生活が、どれだけ遅くても終電までには帰宅をするように。
それどころか、いつの間にか飲みにすら行かなくなったのです！
よっぽど用事があるとき以外、まっすぐに帰宅するようになりました。

そして仕事への取り組み方も変化が。
元々ペットショップで働き始めたきっかけが「猫が好き」という理由でした。
それがいつしか
「りんごのためにもっと勉強したい」
「りんごが幸せになるにはどうしたら良いのか？」とりんごのために働くようになりました。

何より一番の変化が、「人間らしい生活」を取り戻したことだと思います。
飲み歩いていた頃はまともなご飯も食べず、とにかくお酒を飲んでいた毎日。
しかしりんごが来てからは、1日3食必ず食べ、栄養バランスにも気を付けるように。
りんごのお散歩に行くことで、体を動かすことが好きではない私が必然的に運動する機会が増えたこと。
そしてしっかりと睡眠時間を確保すること。
「私が倒れたら誰がりんごのご飯をあげるの？誰がお散歩に連れて行ってあげるの？」
無意識のうちにそんな考えを持つようになり、どんどん健康的になっていったのです！
りんごがいなかったら、もしかしたら私はとっくに倒れていたかもしれません。
りんごは命の恩犬です♡(大袈裟？笑)

これからわんちゃん、ねこちゃんをお迎えする方へ

「本当にお世話ができるのか」
「ちゃんとしつけができるのか」
ペットとの生活は不安だらけだと思います。
私のように「なんとかなる！」精神でお迎えできる方のほうが少数派です。
実際一緒に生活していくと、必ず壁にぶつかることがあります。
そんなとき、身近に相談できる人がいる、それってとても安心だと思いませんか？
私が先輩に教わってきたように、今度は私が皆様の「身近にいる相談できる人」でありたいのです。

マルワンのモットーである「一緒に育てる」は、まさにそんな思いを叶えられるペットショップだと感じ、現在入社3年目。
まだまだたくさんのわんこにゃんこ、そして飼い主様を幸せに導いていきたいと思っております♡

時間がかかっても、どれだけ壁にぶつかっても、真剣に向き合えば必ず応えてくれる。
私はそう信じております。
私が、りんごがそうだったように。

次回のライターをご紹介

次回は武蔵浦和店の前川さんにバトンタッチ！
熱い思いを語っちゃってください！
よろしくお願いいたします！

文・多田わかな

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