こんにちは！マルワン東日暮里店の川口です。
実は川口が卒業した専門学校ではキャットグルーミングという資格も扱っていて、実際に習得しました。
卒業後に働いていたトリミングサロンでも同じ方法で猫ちゃんをシャンプーしていたので、今回はお家でも出来る猫ちゃんシャンプーの方法をご紹介しようと思います！

普通にお風呂で洗うよりも猫ちゃんへの負担が比較的少なく、洗う側も安全に出来る方法だと思いますので、暴れん坊にゃんこ以外の猫ちゃんはぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか？

今回シャンプーモデルを頑張ってくれたペルシャくんのプロフィールは最後に載せていますのでぜひチェックしてみてくださいね♪

猫シャンプーをするために用意するもの

※ポイント※
●シャンプーの前に、あらかじめ洗面や脱衣所など洗う場所・乾かす場所ごとに必要なものを準備しておくとよりスムーズに行きます♪
●水を流す際や猫ちゃんをお湯に入れる時など全ての工程で静かにゆっくり行うようにしましょう！

1.事前準備で必要なもの

・スリッカーブラシ
・コーム
・爪切り

2.シャンプーで必要なもの

・バケツ（洗面器でもOK！猫ちゃんの体が全身入るものが望ましい）
・シャンプー（人間用はNG。犬用を薄めるのはOK！今回も犬用をボトルに濃いめに薄めています）
・リンス（シャンプーと同じ）
・スポンジ（市販の食器洗い用でOK！なるべく柔らかいものを。）

3.ドライで必要なもの

・ドライヤー
・タオル(大きいものなら1枚、小さいものなら2枚)

シャンプー前の準備！

いきなりシャンプー！ではなく、飼い主さんも猫ちゃんもお互い安全にスムーズに出来るように、先に爪を切ります。これが一番大切！
万が一猫ちゃんがパニックになってしまった場合に人も猫ちゃんもケガのリスクが減ります。

次に毛玉やもつれをしっかり取り除きます。
毛玉やもつれがあるまま洗うよりも綺麗になりやすくなる！もちろん乾くのも早くなります。

※たくさん毛玉がある場合や、そもそもブラッシングが苦手な子の場合は猫ちゃんも対応可能なトリミング施設にシャンプーも丸ごと頼んでしまった方が慣れるのも早いです。
まずはプロに任せて、慣れるのを待つのもお家シャンプーの近道ですよ♪

いざシャンプー！

爪を切って毛をつやつやにしたら、猫ちゃんとお風呂に★
シャワーではなく蛇口から38～40℃くらいのお湯を、準備したバケツや洗面器に7分目くらいまで溜めます。バケツの壁にそわせるようにしてお湯を入れると、水の音が小さくなるので猫ちゃんも安心♪

水を溜め終わったら、猫ちゃんを下の写真のように保定します。
前足は利き手と反対の手で、ひじより上でしっかり支え、後ろ足は利き手でかかとの部分の上あたりを持ちます。上の写真参照！（後で後ろ足から手を離すので）

保定した猫ちゃんを後ろ足からバケツに入れていきます。
猫ちゃんの肩までお湯につかったら、後ろ足を持っていた手をはなし、バケツの底に猫ちゃんに足をついてもらいます。


全身皮膚までしっかり濡れたら、バケツに濃いめに薄めたシャンプーを3分の1注いでバケツの中に手を入れ、利き手で猫ちゃんの体を洗います。もみ洗いのイメージで！
顔を濡らす時と洗う時には、バケツのシャンプー液をスポンジにしみこませ、軽く絞ってからスポンジの角などを使い顔を撫でるようにすると耳や鼻、目に水が入りにくくなりますよ♪

全身洗えたところで、バケツの水を変えます。流す時も壁にそわせるようにすると静かに流せます。
※この時利き手の反対の手は猫ちゃんから離さないようにしてください！

シャンプーを2回繰り返し、3回目でバケツのお湯をかけ流しながら(シャワーをバケツの底まで入れて流すと◎)体のシャンプー液をしっかり流し切り、毛を指で強めに撫でた時にキュッとなる感覚になったらしっかり洗えているサイン！

シャワーを一度止めて、リンスをバケツに適量溶かします。リンスは顔にかけずに体だけでOK！体にしっかになじませます。
バケツのお湯を替えて再度かけ流しながら体のリンスをしっかり流していき、流しきったらバケツから猫ちゃんを出して手や尻尾などを軽くしぼります。

シャンプーが終わったらしっかり乾かす！

若干の水気を絞ったらタオルで全身を包みます。
この時点でかなり水気を取れたらドライヤーの時間が短くなるので、しっかり拭いてあげて下さい♪

使い終わったタオルを猫ちゃんの顔の周りに包むように置き、ドライヤーを猫ちゃんから見えないところに置き、弱い風量からスイッチを入れていきます。
徐々に風を強くしていきながら手で背中のあたりをざっと乾かします。


ざっくり乾いたら、ブラシやコームを使って風の当たっている所から乾かしていきます。
ドライヤーは振らずに、あったかいくらいの距離感でタオル等で高さ調節をして棚や床に置いて乾かすと、両手が空いて乾かしやすくなります。

顔周りのドライはドライヤーをタオルで隠し、顔の正面に風が直撃しないように首周り等を支えながらコームやブラシでとかしながら乾かします。
目周りなどが最後まで濡れ残った場合は、ティッシュペーパーやキッチンペーパーで水気をしっかり取りましょう。

ふわふわに！

しっかり全身乾かし終わってどことなく得意げなペルシャくんです♡

今回頑張ってくれたペルシャくんのパーソナルデータはこちら

普段からとってもいい子で甘えん坊な抱っこ大好きペルシャくんはシャンプーもお利口に頑張ってくれました！
ドライヤーはちょっぴり苦手なようでしたが文句を言いながらもなんだかんだ大人しくできました♡

猫ちゃんのシャンプーでなく、ペルシャくんが気になった！という方はぜひ当店に会いに来てくださいね♪

文/川口みのり（マルワン東日暮里店スタッフ）