垂れ耳と短足が特徴的で活発で懐っこい性格から愛され続けるミニチュア・ダックスフント。
2013年に警察犬に任命された子もいる程の高い訓練能力を持ち、人に従順で初心者から玄人まで幅広くのご家庭に適しています。

今回は短い被毛、スムースコートの子をご紹介。

ミニチュア・ダックスフントのパーソナルデータ

ポピュラーなロングとは一味違う魅力

ダックスフントは以下の3タイプの被毛に分かれています。
・ロングコート（柔らかな長毛）
・スムースコート（短毛）
・ワイヤーコート（硬い長毛）

この子は、つるんとしたフォルムがポイントのスムースコート。
光沢のある短毛で触り心地は人間の坊主頭の様で気持ちいいです（笑）

ポピュラーなロングコートよりも皮膚の動きが分かりやすく表情が豊富。
写真の様に上目遣いをすると、おでこにシワが寄るのが可愛いですよ。

前足に皮膚が余ってたるんでいて子犬らしさを演出していますが、成長するにつれて筋肉も増えハリが出てきます。
こうした変化が確認しやすいのもスムースの魅力の一つですね。


前足だけでなくアゴ下もたるんでいて二重アゴに（笑）
この難しそうな表情がたまりません。。。

ダックスフントといえば広角が上がっていて微笑んでいる様に見えるのです！
ちなみに僕はその口元をムニムニと触るのが好きですが、あまりやり過ぎると嫌な顔されます（笑）

ここまで記事を読んで頂いた方の中には気になった方もいるのではないでしょうか？
【ダックスフント？ダックスフンドの間違いじゃないの？】と。
実は、どちらの呼び方も正しいのです。

ドイツ生まれのダックスフントは英語表記でdachshundと書きます。
では、読み方の解説を。
・JKC（ジャパンケンネルクラブ）は英語読みの為『フンド』
・ドイツでは最後の【D】は濁らず読む為『フント』
と、なっております。

以上、豆知識でした（笑）

入店した日の食事と体重

生後50日時点での体重は1138g!
『アタシの体重どう。。？』と心配そうな表情を浮かべていますね。
触診もしましたが痩せ、肥満共に当てはまらずベストな体型でした！
成犬時には4.5~5.5kg程を予想しております。

お散歩は週に3回程度、1回20分程を目安にしましょう。
ゆったりとした上り坂を歩く事を意識すると後ろ足の筋肉が発達しますので怪我の予防にも繋がりオススメです。

注意点としては【毎日、決まった時間に行く習慣をつけない事】
習慣化してしまうと天気が悪かったり、用事があっていけない時等に過大なストレスが生じます。
【お散歩はサプライズ】の意識が大切です。


大きな口を開けてバックバク食べてくれます。
食欲旺盛で食べムラが少なく色のお悩みが出づらい事もダックスフントの魅力ではないでしょうか？

しかし、肥満になってしまうと胴長故に腰へ負担がかかってしまいます。
フードの適切量をと体型チェックが健康を維持する重要なポイントになる事は間違い無いでしょう。
ヘルスチェックは当店のアフターサポートにて承りますので、お店に遊びに来て頂いた時や、ユーザーマイページでお写真をお送り戴くと言った様々な手法でお手伝いをさせて頂いております。

例えば、お客様より良く『うちの子はご飯を噛まないで丸呑みしている』との声を頂きます。
結論から言いますと正常です。

ワンちゃんは遥か昔、野生で暮らしていましたよね？
安全にご飯を食べていられる保証がなかったのです。
その為、早々と食べ物を胃の中へ落とし込み時間をかけてゆっくりと消化をしていました。その名残が現在に至っても残っているのです。

だからこそ、【栄養価が高く、吸収性、消化性が良い食事】を与えてあげる必要があるのです。
フードのお悩みをお抱えの方はまず1度ご相談くださいね。

遊び方にも特性がアリ！

ダックスフントはアナグマを狩る狩猟犬だったというのは非常に有名ですよね。
その為、嗅覚と好奇心に優れています。

おもちゃを使って遊ぶ時もまず匂いを隅々まで嗅ぎます。
その時は神経を研ぎ澄ませており冷静に判断しようとしている時なので声をかけたり止めたりせず見守りましょう。

今現在は布製のパピー用のおもちゃをメインにあげていますが成長に合わせて硬さや匂いを変えてあげる事をお勧めします。
例えば
・ベーコンやチキンの匂いがする少し硬めの骨型おもちゃ
・中にフードやおやつを入れて転がすと出てくる知育トイ
この様なものは危険性も少なく、満足性が高く飽きる事なく遊んでくれる傾向にあります。


匂いを嗅ぎ終わるとガブリ。
大きな口を開けて噛り付いて遊んでくれました！それにしてもなんて顔。（笑）

まさか、執着心が強いのか？と思って『貸して』とおもちゃに手をかけるとすんなり離してくれました。
咥えている物をすぐに離してくれるのは、かなり優秀な証拠です。

一緒に生活する上で万が一、食べてはいけない物、危険性がある物を咥えてしまった時に飼い主様はとりあげようとしますよね？
その時に執着心が強い子ですと興奮して取られまいとそのまま飲み込んでしまい誤飲に繋がります。

小さな頃から噛んでいる時に貸してと中断させてあげる癖をつけておく事が事故を防ぐ大切な習慣になりますのでお試しくださいね。
ポイントは離してくれたらしっかり褒めてあげる事！
そうする事で『貸してあげると良い事があるんだ！』と認識してくれる様になりスムーズにトレーニングが出来ます。

愛らしい見た目とお手入れの楽さが良い！

怒っているのではありません。
これは、笑顔なのですよ（笑）

遊んでいるうちにテンションが上がり駆け寄ってきてくれました。
なんとも不器用な笑顔ですがそれが可愛すぎる！！

こんな表情でお出迎えされたら早く家に帰りたくなりますよねぇ。
『今日は飲みに行くの辞めて早く帰って一緒に遊ぼ！』となります。
事実、当店の飼い主様にお話を聞くと多くの方が帰宅時間が早まっているそうです（笑）

最後にお手入れに関してですがかなり楽ちんです！理由は以下の通り
・耳道が広く耳掃除がしやすい！（コットンで中をグルッと拭いて綿棒で溝を拭く）
・短毛だからブラッシングがしやすい！（柔らかなゴムブラシで撫でてあげればOKです）
・爪が切りやすい！（短毛なので爪が露出していて非常に見やすいです）

慣れてしまえば5分くらいで全部終わりますよ。
もちろん、お手入れの練習も当店におまかせ下さいね！1度だけではなくできる様になるまで何度でも！！

文・菊池望夢

2021/8/29時点、在店中のダックスフント紹介ブログ


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