パーマをかけている様な巻き毛の大きな耳、上目遣いが得意なつぶらな瞳で18世紀から多くの人々を虜にし愛され続けてきたキャバリア。
性格は社交的で甘えん坊で、しつけがしやすく一緒に生活しやすい犬種です。
今回は癒されてしまう写真多めでご紹介していきます。

キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルのパーソナルデータ

甘えん坊全開！気になる見た目と毛色の特徴

撮影をし始めようとすると『行かないで。。』と僕の指をギュッと掴んで引き止められました。
もうやめて遊ぼうかと思いましたが皆さんに頑張りましたよ。キャバリアちゃんも、僕も。（笑）

お顔の最大の特徴は【大きな耳】
毛先にパーマをかけた様なゆるふわ感を演出。
成長するにつれてボリュームが増し、長く分厚くなりゴージャスなイヤリングをしているかの様な姿になります。
成犬の子たちはご飯を食べる時に『スヌード』といってヘアバンドの様なものを着けてお耳がご飯につかない様にして食べている子も多くて見た目も可愛いんですよ♪
横から見てもお耳の大きさが良くわかりますね。
胸元やお尻にも飾り毛が出てきます。子犬の時は【可愛らしい】印象で成犬になると【エレガンス】に。
段々と大人の女性になっていく成長過程が非常に楽しみな犬種です。

毛色は他の犬種では聞き慣れない【ブレンハイム】といってキャバリアの為に使われる色です。
白地に栗色の斑がある事を指しています。
この子、お顔は左右対称のシンメトリー。背中には栗色が多く温かみがあり女の子らしいですね。

ちなみに正式な犬種名は長く、
キャバリア（中世の騎士）・キング・チャールズ（チャールズ2世）・スパニエル（種別）と言います。
名前の由来からも歴史の深さと王室にも愛されていた犬種と言えますね。

人と遊ぶ事が大好きなんです

おもちゃをあげても僕をジーっと見つめてきます。
『一緒に遊んでよ』の無言アピールタイムです（笑）

ここでわかる事は【甘えん坊】だけでなく【独占欲の弱さ】です。
何かを与えた瞬間から噛み出して離さないという行動は成犬になってからも残り独占欲の助長になりかねません。
パピーの内から、何かを与える時は物を見せて少し時間を置いてから噛ませる事が穏やかな性格に育てるコツです。
『ねぇ、遊んでくれないの？』とグイッと近寄り見つめられています（笑）
これは無理です。耐えられません。遊びます！！！

吠えるわけでも噛むわけでも無く、【待つ】という事を知っているのは大切。
行動を始める前に一呼吸置けるという事は【安全】にも繋がります。
「お家の中で食べてはいけない物を落としてしまったら？」
「お散歩中、急に飛び出してしまったら？」
待つ事が出来れば危険を回避できる時間が作れるからです。

この子は懐っこさはもちろん、従順で温和、相手を思いやれる思慮深い性格をしております。
初めてワンちゃんと暮らす方や学生のお子様がいるご家庭にもオススメできる優しい子です。

撫でられると眠くなっちゃいます

遊び終わってホッと一息。
こうしたON/OFFは体力を使い過ぎない、メリハリをつけるという意味で大事。
人間と同じで疲れ切ってしまうと風邪をひいてしまったり
お出掛けする時にスムーズにケージに入ってくれないと困りますよね？

お家で一緒に生活を始めても遊ぶ時間を決めたり、お留守番はケージの中でさせてあげたりと
生活の中でルールを作ってあげましょうね。
一点を見つめて眠たそうにしていたので、ゆっくり撫でてあげました。
ほんの数秒で夢の中へ。。。

この子の呼吸に合わせて優しく撫でてあげると気持ちよさそうに眠ってくれますよ。
こんな風に手の中でお昼寝されたら可愛すぎちゃってどうしましょ。
語彙力を失うほど強烈な愛くるしさ。

子犬の内は1日平均20時間程度を睡眠に充て成長ホルモンを促進させます。
もちろんその時間全て撫でてあげるわけにはいきませんが数分だけでも触れていられたらセロトニン大放出！
幸せで癒される時間になるでしょうね。

お互いが幸せな生活

生後52日時点での体重は1338g!
成犬時7kg前後になると予想しており華奢な印象は受けず安心感を与えてくれます。

可愛いからと言って食べさせすぎは肥満の原因になるので厳禁！
可愛がるのと甘やかす事は全くの別物です。

ワンちゃんは人に従順な生き物。
どの様な事でも良いので指示を与えられた時に幸せを感じます。
『お手、待て、おいで』こうしたスタンダードなしつけを教えてあげる事で幸せを感じさせてあげられます。

そして飼い主様は、癒してもらい、楽しませてもらい、人には教わらない事を教えてもらえます。
お互いが幸せになるそれがペットライフ。
その、はじめの一歩をこの子と踏み出しませんか？

文・菊池望夢

相模大塚店飼い主様サポート


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