猫ちゃんを迎えてみると、その奥深い癒しの魅力にどっぷりはまってしまう方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
そうなるともう一匹いたら楽しいんじゃないか？と頭をよぎる方も。
ご来店のお客様の中にも多頭飼いを考えていらっしゃる方が多く、ずっと多頭飼いをしている者として待ってました〜（笑）と言わんばかりに自分の経験をふまえお話しさせていただいております。
メリット＆デメリットも含め事前に色々知る事は、先住猫ちゃんの幸せの為にとっても大切な事になります。

現在5匹の猫と生活を共にしている大橋が、多頭飼いのコツなどを大田区にありますペットショップ、マルワン下丸子店からお届けします！

多頭飼いをする前にチェックしてもらいたい事

皆さまが気になるのはズバリ先住猫ちゃんとの相性ではないでしょうか？
ワンちゃんと違ってお店でちょっと相性を見てみようとはなかなか出来ないのがネコちゃん。
ですのでお店ではまず、先住猫ちゃんの年齢や性格、健康面などをお聞きするところから始まります。

多頭飼いがスムーズな組合せ

一番スムーズなのは兄弟姉妹、子猫ちゃん同士の組合せ。
もしくは先住猫ちゃんが若いフレンドリーな子で、子猫を迎える場合です。
この場合あまり気を遣う事なく、可愛いが倍になって一緒に育ってくれることでしょう。

性別による相性

現在の大橋家は雄猫3匹＋雌猫2匹ですが、性格による所が大きいなと感じます。
「傾向」を参考にし、「年齢と性格」で相性をみていく事が大切です。
在店している猫ちゃん達の性格を熟知している私たちが、しっかりとご紹介をさせて頂きますのでご安心くださいませ。

多頭飼いに必要なもの

ケージ

先住猫ちゃんが必要なくなって処分してしまったというご家庭でも、必ず用意してもらいたいのがケージです。
会わせるまでの間、やんちゃな子猫期、体調を崩した時や留守番など多頭飼いの場合様々な場面で活躍してくれます。

トイレ

理想は猫ちゃんの頭数＋1と言われています。
ただ数があればというより、どこに置くかが重要。
戸建ての場合は各階に置いてあげて下さいね。

新しい家族の迎え方

別部屋でケージ生活からスタート

可能でしたらお迎えした猫ちゃんは、別部屋でのケージ生活からスタートしましょう。
別部屋が無理なようでしたら先住猫ちゃんの通り道ではない部屋の奥などにケージを設置します。
その際、お互いに目を合わせなくていいようにケージの片側を布などで遮ってあげるとストレス軽減になります。

匂いの交換

次のステップは存在に慣れさせる匂いの交換です。
使っていたベッドやブランケットなどをお部屋に置いてあげるなど、まずは匂いから存在を教えてあげましょう。

ケージの移動

部屋を別にしていた場合、いよいよ同じ空間に移動し、ケージ越しの対面です。
この時どんな穏やかな先住猫ちゃんでもシャーシャーなるのは、儀式のようなものです（笑）
焦らず、特に先住猫ちゃんの様子をしっかり観察して下さい。

ケージの扉を開放

お互いに落ち着き、ご飯やトイレも問題なく出来ているようでしたら、ケージの扉を開放して下さい。
決して無理して出すなどせず、ここでも焦らずじっくり観察しましょう。

次のステップに進む期間は、その子達の関係をみての判断になります。
早く一緒にいる所を見たいと急ぎ焦ると、その後の関係が悪くなってしまう事もあるのでここはじっくり時間をかけてあげましょう。

多頭飼いで気をつけてほしい事

多頭飼いを始めると相性などに注意が向いてしまいますが、気をつけてほしい事はご飯とトイレです。
先ほど述べた仲良くなるためのステップはサポートし、あとは自然と家族になっていくのをそっと見守りましょう。
ですが、ご飯とトイレは見守っている場合ではありません！
健康に関わる事なのでしっかり管理してあげる事が飼い主さんの務めになります。

ご飯

キャットフードは子猫期、成猫期、シニア期などに分かれ、その時に必要なカロリーや栄養価が異なっています。
成猫が子猫用を食べ続けると肥満に繋がりますし、子猫がシニア用を食べていると体を作る大切な時期に、必要なカロリーや栄養素を採れなくなってしまいます。
仲良くなった時でも、違うフードを食べている場合は、食べる場所を考慮する事が必要です。

トイレ

同じトイレを使うようになると、誰のうんちかおしっこか分からなくなってしまいます。
健康のバロメーターも誰のものか分からないと参考になりません。
だんだんとその子のクセなどがわかるようになってくるので、家にいる時はぜひどんなクセがあるのか等、観察をする事をおすすめします。
よくする場所、砂をかける＆かけないなど個々の特徴がわかるようになってくるので、日々の様子はしっかり見てあげて下さいね。

まとめ

長年多頭飼いをしてきましたが、すぐに仲良くなった子、時間がかかった子など色々でした。
臆病でちょっと神経質な3歳の雌猫のもとに、3ヶ月の雌猫を迎えた時は、慣れるのにちょっと時間がかかり、先住の子は遠くからでも子猫にシャーシャーと。
子猫はそばに行きたくて…でも我慢する日々。
一ヶ月以上続いていたのですが、ある朝、大きい背中と小さい背中がピトっとくっついて一緒に外を見ていたんです(T_T)
受け入れてくれた〜！！って泣きました（笑）
その後ずっと仲良く守り守られる仲に。

大変な時もありますが、多頭飼いだからこその楽しさ、可愛さ、幸せがいっぱいあります。
猫ちゃんも飼い主さんも幸せになる…
その一歩へのお手伝いにこのブログがなってくれたら嬉しく思います(*^^*)
まだまだ書ききれない多頭飼いのお話はぜひマルワン下丸子店で。
皆さまのご来店を心よりお待ちしております。

文/NAOKO（マルワン下丸子店）
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