『お迎え前、お迎え後に相談できるペットショップ』ペッツワン城山店がお答えするQ&A！
第3回は『ワンちゃんのトイレについて』です。
トイレすること自体は悪いことじゃないんだけど、場所だけはトイレでしてほしい！
のようにしつけにテクニカルな部分が必要です。
もちろんペッツワン城山店でも子犬のうちからしっかり教育しています。

トイレトレーニングは臨機応変

トイレの悩みは多岐に渡り、対応も臨機応変さが求められます。
・何もしてないのにすぐできた。
・できていたのにある日できなくなった。
・体調の関係でできなくなっていた。
・環境の変化でできなくなる
・他の子はできているのに、うちの子だけできない
などなど、例を挙げたら両手では足りないくらいさまざまなパターンがあります。
まずは『うちの子は〇〇な感じ』とご相談ください！

トイレトレーニングの心構え

子犬のトイレトレーニングは、気長に1歳ぐらいまで見守ってあげましょう。
海外では、小スペースでトイレをさせる事が無いため『日本のトレーナーはどのように教えているのか？』と質問されることがよくあるそうです。
それぐらい難易度の高いことを生後間もない子犬に完璧に出来るように求めないようにしましょう。
トイレトレーニングにもワンちゃんによって得て不得手があります。
常識の違う生き物に人間社会の常識を覚えてもらうのだから当然です。
時間がかかっても気長に付き合ってあげてください。

どうしても苦手で覚えられない場合は、ワンちゃんと家族が苦にならない方法を見つけることもできます。
『なんでできないの？』ではなく、『この方法ならどう？』と一緒に考えてあげましょう。
我々も一緒に考えます！

トイレトレーニング実例

間違ったリアクションをやめて正しいリアクションをする

ワンちゃんがおトイレを失敗しても騒いではいけません。
ワンちゃんは単語を覚えることはできても、文章を理解することはできません。
成功した時は笑顔で、元気よく、思いっきり褒めてあげましょう。
失敗した時は無表情で、叱らず、静かに素早く、一切話しかけずお掃除してあげましょう。

『あれ？褒めてもらえない？もしかして板の上でオシッコ、ウンチした方がいいのかな？』と考えさせてあげましょう。
繰り返しているうちに『この板の上でした方が褒めてもらえる！だからこの上でおトイレする！』と学習してくれます。

行動範囲の制限

ワンちゃんの中にはトイレを理解しているのに、やむ追えず失敗してしまっている子もいます。
例えば子犬は人間同様に長時間トイレを我慢する事ができません。
そのため図のレベル4あたりで、おトイレがしたくなってもサークルに戻るまで我慢できずに、その場でしてしまうことがあります。

そこでまずお迎え後はサークル（レベル1）の中でしっかりトイレを覚えてもらいます。
その後いきなり広いお部屋に出すのではなく、少し狭いエリアで練習し、レベル2~4へと徐々に遊べる範囲を広げていきます。
いずれ部屋のどこにいてもトイレに戻るまでの時間を考慮して、部屋の中で過ごすことができる様になります。

トイレポイントにトレーを移動

いっそのことよく失敗するポイントにトイレを置いてしまうという方法もあります。
これはトイレを増やすことによって、成功する確率を上げることに意味があります。
のちにも述べますが、ワンちゃんは怒るより褒める方がよく覚えます。
成功する機会が増えれば、その分だけ早く習得ができます。

トレーニングの効率を上げるポイント

◯犬の本能も利用します。

ワンちゃんは、寝床から一番離れた所で排泄したがる本能があります。
排泄のタイミングは、寝起き、食後、興奮した時、運動した後が排泄しやすくなります。
犬は、暗くて狭い場所が落ち着く。

◯排泄のタイミングを把握しましょう。

子犬の時期は、排泄の間隔が短いです。
月齢+1時間が我慢出来る時間になります。
排泄した時間をメモしておくことをオススメします。（排泄のタイミングがわかるようになります）

◯環境を整える。

サークルの中にクレートとトイレを設置します。
犬は暗くて狭い場所が落ち着きます。
クレートの中で落ち着いて寝られるようにしてドアを閉めます。
月齢+1時間を目安にクレートから出してトイレに誘導します。
トイレで排泄出来たら褒めてあげるかオヤツをあげても良いでしょう。
段階を踏んで、自分で戻ってトイレが出来るようにトレーニングを続けていきましょう。

トイレトレーニングで最も大切なのが、失敗させないで成功体験を積み重ねる事になります。
トイレを覚えてない内にフリーで長時間遊ばせてないですか？
トイレの失敗が増えて中々覚えられなくなってしまいます。

トイレトレーニングはその子がお家に来るまでの環境も重要

ワンちゃんの性格、犬種によって、トレーニング方法は大きく変わります。
そしてトイレトレーニングは『同居犬猫がいるか』『部屋の間取り、環境』『トイレの形、置き場所、シーツ』などの他に
『幼少期（生後2~6ヶ月）にどれだけ教育されているか、どのような方法で教えられていたか』
というポイントが重要になってきます。

ペッツワン城山店でもお迎え後のサポートの重要点としてトイレのサポートを位置付けています。
『こんなふうにトイレできる子に育てたい』というイメージがありましたら、スタッフにお気軽に相談してください。
しっかりとお客様とワンちゃんの状況と環境を考慮した最善をご説明させていただきます。

 お迎え後に実践する際はペッツワン城山店スタッフがご協力します。

トレーニングは、最初が肝心！
パピーちゃんは素直で吸収が早いです。
しつけ、トレーニングでお困りの時は、教え方は色々ありますので、その子に合った教え方を一緒に探して子育てを楽しみましょう。
ペッツワン城山店でお迎えした子は永年無料でご相談ができますので、お気軽にお立ち寄りください！

文/小川龍馬