「思わず一眼レフを向けたくなるような美貌を持った犬」
今回マルワン本羽田店に仲間入りしたカニンヘンダックスフントはそんな衝動に駆り立てる特別感を擁している。

個人的には人生で50頭以上の犬や猫と暮らしてきたが、その中でも特筆して印象に残っているのが一人暮らしをして初めて迎えたわんこのダックスの「OZ」だ。
OZはレッドカラーで筋肉美が美しく、その色味と長い尻尾、マズルの長さからまるでサラブレッドの様な印象すらあるダックスだった。

この業界にには長いこといるがこの二〜三年の間にどれだけ「レッドダックス」を見ただろうか？
ダックスだけでも数百は見たと思うが、「レッド」となると10頭いるかどうか。
特に数ヶ月前には3頭のレッドダックスが大倉山店や鶴見店に入店したが、一週間も経たずに家族が決まってしまったという伝説的な速さだったことは鮮烈に脳裏に焼き付いている。

そして2022年8月5日。
「OZの再来」
と見間違えるほどの美しいダックスが本羽田店に舞い降りた。

しかも、レッドカラーでさえ少ないのに、この子は「カニンヘン」の冠がついたレディー。
この神秘的な出会いを早速レビューしたいと思う。

カニンヘンレディーのパーソナルデータ

ダックスの魅力と生活観

ダックスの魅力は多岐に及ぶ。
「食欲が旺盛で食べない不安が少ない」
「ダブルコートの換毛種なので自宅でのシャンプーメンテナンスで完結できる」
「耳道が大きく、耳掃除が容易」
「ダックスサイズの洋服が多く、ファッションも楽しめる」
「活発に動く様からエネルギーを貰える」
etc・・・

当然「胴長短足」の特性から腰への負担は注意を払いたいところ。

メインは健全な食生活を実行することによって「肥満」を抑止することが最大の効果ポイントとなる。
とかく、「生活する床面がフローリング」という人もいるが、激しい動きをさせなければ特に問題はないと考える。

カニンヘンレディーの注目ポイント

ダックスの持つ躍動感を擁し、初見の環境下でも物怖じしないで早速動き回る本羽田店のカニンヘンレディー。

力強い目は爛々と輝きを放ち、好奇心旺盛な性格は尻尾の振り具合で確認できた。
「まさしくこれぞダックスの動き」

しかも首部を垂れ、しっかりと嗅覚で状況確認をする様。
冷静な判断のできる犬はこの行動を頻繁に実行する。


「落ち着きがない」「暴れる」などの行為は微塵も感じられない。
むしろ「一定のテンションで過ごしている」という落ち着き感がこの子の表現にピッタリだと思う。


佇む姿は大人びていて可憐さも感じる。

レッドダックスの大きな特徴として「黒い差し毛の多さ」になるが、将来的には体全体がアイリッシュセッターの様な栗毛に変化し、黒い差し毛はおしゃれなアクセントとして絶妙な風合いを醸し出してくれることだろう。


現在のお気に入りのおもちゃ？
とっいっていいものかどうか・・・
ベッドのあごのせ部分を「齧る」のがこの子のトレンドのようだ。

最も、生後60日頃は「歯のむずがゆさ」はどの仔犬にも総じて発生するもの。
「何かを噛む」ことによってそのストレスを開放するわけだが、ここで子犬を育てる上で参考にしていただきたいのは「ベッドやおもちゃは消耗品である」と捉えることである。
オススメはリーズナブルなおもちゃやベッドを複数個所有すると良いだろう。

とかく「良いもの＝お高いもの」と解釈しがちだが、洗い替えを含め、「安価なものを複数個準備する」ことが子犬期のアイテム選びではポイントだと思ってほしい。

王道のダックスを考えているならこの子がオススメ

「ダックスらしさ」
「王道」
「アイコニック」
「希少」
このような言葉に直感的に魅力を感じた人はこの子は必見中の必見だ。
ダックスの持つ素晴らしい要素をふんだんに詰め込んだ「宝箱」の様な存在。

カニンヘン特有のマズルの短さ・両親がレッドで共に3.0kgという軽量な体重
まだまだこの子の加点要素は尽きないが、ぜひ本羽田店でこの子の良さについてマルワンアドバイザーから深いヒヤリングをしてほしい。

とはいえ、、、8/7この記事を書いている最中に「運命の出会い」が訪れてしまったので皆さんと触れ合っていただくことは出来なくなった。
やはりこの子はご家族が決まるのが早かった。。。


文／Mr.K（マルワン本羽田店）