あらゆる面で美しく、その歴史さえもドラマチックであり「猫種の中で最も見どころが多い」と個人的に大絶賛のソマリ。

100以上は存在すると言われる猫は好みが分かれるところではありますが、ぜひこの記事を見て「運命の子」はどの子なのかを再検討することをオススメいたします。

「美ソマリ」のパーソナルデータ

猫種の中でソマリが最も見どころが多いと思う理由

私個人の意見としてはソマリは猫の中で最も見どころが多い猫だという印象を持っています。

1.鈴を転がした様な美しい鳴き声の音色

2.活発ながらしつけが入りやすい性格

3.一本一本の毛がティッキングと呼ばれる濃淡の縞模様で光の下限で色味が変化する。（少なくとも3色、多くて10色以上で構成される）

4.首周りにライオンのようなたてがみを纏う

5.クレオパトララインと呼ばれる顔の筋模様が描かれている

6.通称「バレエキャット」と呼ばれつま先立ちをしているようにも見えるバランスの良い四肢

7.濃厚なルディーのコートカラーに対し透明感のあるリンクスティップが美しい

8.歴史上「長毛のアビシニアン」と低い評価を受けていたキャットショーの歴史において、CCAの審査員ケン・マッギルとアメリカのブリーダーであるイブリン・メイグが「長毛のアビシニアンの美しさ」に惚れ込み育種をはじめたとされています。マッギルもメイグも「こんなに美しいのになぜ認められないのか？」という想いがあったということ。近年の研究で、ソマリが長毛になったのは「突然変異」であったことがわかってきました。

一つの猫種にこれだけの注目ポイントがあるのは恐らくソマリだけと言っても過言ではないでしょう。
現に私自身もソマリの魅力に取り憑かれ、毎日バレエキャットのしなやかな動きやティッキングの輝きを様々な角度で確認してしまうほどです。
また、「ライオンのたてがみ」も順調に育まれており、生後50日ほどの入店当初からは比べ物にならないくらいにゴージャスに。

父親はICCのグランドチャンピオンというサラブレッド

ただならぬポテンシャルを持っているとは思っていましたが、この子の父親はなんとインターナショナルキャットクラブ（ICC）のグランドチャンプのタイトルホルダー。
日を増すごとにしっかりとしたフォーリン体型を育んでおり、アーモンドアイを中心とした、顔のクレオパトララインも優しく美しく、力強く描かれてきております。

穏やかな性格形成の成長がずば抜けていると感じます

私が最もこの子をオススメするポイントが「日増しに温厚になっていく性格」にあります。
入店したての生後50日頃はソマリの子猫らしくぴょんぴょん跳ね回りとてもエネルギッシュな印象でした。
しかしながら日々この子を観察し、従順性や温厚性を育むマッサージを丹念に施していくと、20頭を超える元町店の子猫の中で、明らかにずば抜けた効果を発揮したのがこのソマリちゃんなのです。
そんな特別感の中で育成していましたが、今やへそを出して安心仕切りながら抱っこもさせてくれます。
もちろん、ソマリの持つ躍動感のあるバネは健在。
食欲も圧倒的で一度たりとも残したことはありません。
このことからストレスフリーで成長していることが伺えます。
人にも親近感があり、部屋の前を通ると誰構わず近寄ってくることから順調に「人馴れ」ができており、正に究極系のソマリへの階段を確実に登っているといえるでしょう。

まとめ

上の写真でも伺えるように、ソマリやアビシニアンの代名詞コートカラーの「ルディー」が実に濃厚で毛にもハリ・ツヤがあり美しいティッキングを醸し出しはじめております。
この美しき被毛は数時間眺めていても一向に飽きず、実例を言うなれば、同じテナントに入っている飲食のスタッフさんで実家にソマリがいる方がいらっしゃるのですが、お休みを除いてはほぼ毎日休憩時間に眺めにくるほどです。笑
私自身も仕事をする一日の中でこの子を眺めている時間が最も多いのも事実。

年間何千頭というわんちゃんやネコちゃんを見ている人間ですら毎日見入ってしまう・・・

そんな不思議な「魔力」を持った伝説的なソマリは武蔵浦和におります。
このソマリちゃんの魅力を少しでも感じていただいたのならば、武蔵浦和店まで足を運んでみてください。

文／Mr.K（マルワンブログ編集長）