ご存知ですか!?ワンちゃんの耳のトラブル対処法!

IMG_2839
こんにちは。マルワンブログライターの菊池です。
日に日に暖かくなるこの頃、ワンちゃん達には散歩日和のよい季節ですね。
私も愛犬と近くの公園まで散歩しにいきますが、多くの飼い主さん、ワンちゃんと出会えるこの時期を毎年楽しみにしています。
さて、本題に戻りますがワンちゃんを飼っている方なら1度は耳にした事があるはずの 『外耳炎』という病気です。
過ごしやすい季節が過ぎると湿気の多い梅雨時期に入ります。
そんな季節には外耳炎を始めとする耳のトラブルが多くなりがちですよね。
さらに外耳炎に関しては、1度発症してしまうとなかなか完治が難しく再発してしまう事が非常に多く厄介な病気。
今回はそんな耳のトラブルを起こす原因、症状と治療法、予防法をご紹介していきます。

○外耳炎の原因と症状


まず外耳炎になる原因ですが、犬の外耳はL字型をしています。
その為、湿度が上がりやすく細菌や真菌が繁殖しやすい環境となっているのです。
その菌が原因となり外耳炎を引き起こしてしまいます。
特に外耳炎になりやすい犬種としては耳が垂れているレトリーバー系、ダックスフント、ビーグル、 スパニエル系等や、耳の中に毛が多く生えているプードル、シーズー等が挙げられてます。
また、『耳ダニ』や『アトピー性皮膚炎』によって外耳炎が引き起こされることもあります。
その症状としては、耳が赤く腫れ上がり、とにかく耳垢が溜まります。
「何度掃除をしても次の日にはまた汚れている」その様なイメージです。
また、耳垢が酷く臭うのも症状として見受けられ、ワンちゃんが取る行動としては『しきりに耳を掻く』この時、耳を的確に掻けずに首付 近を掻く事もあります。
また『耳を床に擦り付ける』、『ブルブルと頭を振る』という行動は外耳炎が発症している時によく見られる行動なのでよくチェックしてあげましょう。

○外耳炎の治療法


ここでは外耳炎の治療法についてご説明していきます。
治療法と言っても外耳炎を引き起こしている原因によって治療法は異なります。
まず始めに、耳の中を洗浄し、耳垢をしっかりと落とします。
『細菌感染』が原因の場合は抗生剤入りの点耳薬を挿します。
次に「真菌感染」が原因の場合は抗真菌剤入りの点耳薬、そして「耳ダニ」が原因の場合は殺ダニ剤を耳の中に注入します。
どのケースでも薬を投与して終わりではなく、しっかりと耳掃除を続けてあげることが重要になりますので油断せずにしっかりと掃除をしてあげましょう。
ですが、ここで耳掃除をする時の注意点です。
まず、力を入れて耳掃除をしない事です。
力を入れてゴシゴシ掃除をしてしまうと皮膚を傷付け炎症を起こしてしまう可能性があります
そして、耳の奥まで掃除をしすぎない事です。
奥まで掃除をしようとしてしまうと汚れを奥に押し込んでしまったり、上記の様に皮膚を傷つけてしまう事がありますので見える範囲内で安全に掃除してあげましょう。
最後に、綿棒を水に濡らして耳掃除をしない事。
水では殺菌効果はありませんのでしっかりと耳洗浄用の液体を使いましょう。
耳が濡れたまま耳掃除を終わらせてしまうと、菌が繁殖してしまう恐れがありますので、最後は必ずコットン等で拭き取ってあげましょう。
実は、多くのペットショップやトリマーさん達が愛用している洗浄液があります。
それが「ノルバサンオチック 耳洗浄液」です。
マルワンでも多くの店舗で取り扱いがありますので、気になる方はぜひマルワンスタッフにお声掛けくださいね。
FullSizeRender (3)

○外耳炎の予防法


最後に外耳炎の予防法をご説明していきます。
その予防法としては、耳を濡れたままにしない、耳を常に清潔に保ってあげるというのが1番です。
例えば、シャンプーをした後には耳の中に水が残ったままにしない様にしっかりと乾かす。
また、耳に毛が多く生えている犬種であればこまめに耳の中の毛を抜いて汚れが溜まりにくくしてあげましょう。
そして個体差はありますが、日頃から一週間に1回ほど耳掃除を行い、『耳は汚れていないか』、『痒がっていないか』、『耳は臭くないか』という事をチェックしてあげてください。
言葉が話せないワンちゃんは身体の異常を行動で示します。
その行動に早く気付き対処してあげるのがワンちゃんが一番頼りにしている飼い主さんの役目になります。
大切な家族の健康を守る為に日頃から愛犬のチェックを心がけてあげましょう。
そして、耳のお手入れも方法に関してわからない点があればお気軽にご相談ください!
マルワンスタッフがわかり易くお教えします!
あなたのご来店をお待ちしてます!
 
著・菊池望夢