WAKEN〜和犬プロジェクト始めます〜

和犬プロジェクト始動
今回はマルワンブログ特別プロジェクトを発足したお話です。
と、いってもプロジェクトチームというものはなく私、清川が独断と偏見で立ち上げるプロジェクト(社長から許可はいただいてます笑)

WAKEN


をスタート致します。
まずはなぜ和犬なの?という疑問が浮かんでくると思いますが、日本という国に生れましたのでやはり「日本固有の犬」を取り上げたいという気持ちが大きいのが一番です。
次に、昨今多くの方が小型犬を飼育する傾向にある中で、「躾」トラブルを何とか解決してあげたいという思いが強く、例えば柴犬等の躾をクリアできれば小型犬にも容易に流用出来るのでは?と考えたからです。
「甘噛み」ひとつとっても柴犬の甘噛みは小型犬よりもきついですからね(笑)
個人的には写真を趣味としているので、和犬の素晴らしさを画像を通じてお届けするのも素敵かなと考えています。
というわけで、ゆる〜くシリーズ化していきますのでどうぞよろしくお願い致します。
白楽店と大倉山店が本プロジェクトのバックアップ店舗となります。
将来的には店内に「和犬プロジェクトコーナー」めいたものも設置したいと考えておりますので、ご来店の際には注目してみてくださいね。
第一回目は〜手軽にできる柴犬との主従関係の作り方〜をご案内します。

手軽にできる柴犬との主従関係の作り方



WAKENプロの表紙を飾っているこの柴ちゃんですが、現在大倉山店にいる子です。
(※2016年3月30日現在)
2月の後半に他店舗にリクエストを出して大倉山に来てもらいました。
ホームページのこの子のページはこちらです。
私自身、気になっていた子で実際に会ってみると小さめに成長していて素晴らしいくらいの柴犬気質の子でした。(まあ、、、ちょっとやんちゃってことです(笑)
生後6ヶ月程の社会化期まっただなかの柴犬ちゃん。
躾前の柴ちゃんのレベルは、「おすわり」や「待て」の習熟レベルは、10段階評価でいえば3程度。
お散歩などの習熟も3程度ぐらいだと思ってください。
(あくまでもイメージで)当然ながら攻撃性はないものの、体重が6kg程ですので甘噛みされるとそこそこ痛いです(笑)
ワンちゃんにとって一番望ましいのは飼い主さんとの間に「主従関係」を築くことです。
勘違いしている方が多いのですが、ワンちゃん達は「友達」になってほしいわけではなく、飼い主さんには「リーダー」になって欲しいと思っていることを認識していただきたいと思います。
お散歩に行くにしても食事をするにしても「犬にコントロールさせてはいけない」ということを念頭におくことが大切です。
まずは主従関係の構築ですが、上の写真の様に楽しいお散歩に連れて行く前にリードをチラつかせ興奮するのを抑えてから連れていくという動作を徹底的に行いました。
「私がコントロールするから落ち着きなさい。そうすれば連れて行くよ」ということを教えるわけです。
このトレーニングを1日2〜3回程度間隔をおいて行うだけで、約二週間でリードを見せても落ち着くことを覚えました。

また、「食器を独占する」という癖もあったので、ご飯をあげるときは食器を持ったまま「二口食べたら食器を引く」という訓練を並行して行いました。
それまでは食後に食器を取り上げようとしたら「ウーッ」とうなっていましたが、この反復練習で食器を取り上げても大人しく静観するようになりました。
更にこれらを行うときには「初動を抑える」事が最も大切だと覚えておくと良いと思います。
散歩に連れて行く前・食器を下げる前にきちんとコマンドを入れて動作する事が大切です。
この様なトレーニングを大倉山店スタッフ全員で取り組んだところ習慣付けをすることに成功しました。
そこにいる人間全員が同じ行動をする事もポイントであるということも覚えておいてください。
今回は躾の初歩的な記事を書きましたが、色々な角度から和犬を主体としたコンテンツをお届けしてまいりますので、ぜひご覧になっていただければ幸いです。
 
著/清川将司(白楽店・大倉山店兼務マネージャー)